ブータン フォブジカのオグロヅル生息地保護のため、観光インパクトの緩和策などの実施計画作成を目的として実施した。同地では、大型ホテルの建設が遅れ、観光客はむしろ激減しおり、また、ブータン王立自然保護協会(RSPN)が進めてきた保全計画は思うように進んでいない。助成団体は、現地調査を実施し、整備されつつあるネーチャートレイルの状態やツルとの共生の問題に関して住民の意見を幅広く集めた。調査では、観光熱が高まる一方、エコツーリズムに対する戸惑いも感じ取られ、現時点で、保全のための提言をきちんとすることが重要であると認識した。そこで、保全計画についての全体的かつ基本的な提言をはじめ、解説センターで扱う内容のレベルアップ方策などの具体的な提案を行った。
学生保全ボランティアの会
環境保全・自然保護活動に関心をもつ大学生・教員等で組織するボランティアグループ。ワークキャンプの企画・運営、環境国際協力支援活動などに取り組み、ベトナム、ケニア等で環境教育支援を実施。同地オグロヅル生息地保全支援としてエコツーリズム提言及びパンフレット作成を実施。
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