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Fund Report No.04.05
  絶滅危惧IB類のアムールタイガーを中心とした
ロシアタイガ地帯の野生生物保護事業
助成先
特定非営利活動法人 国際環境NGO FoE Japan
助成分野
調査・研究事業
助成金額
1,600,000円

ロシア沿海地方のタイガ地帯に棲息する野生のアムールタイガーは絶滅危惧種に指定され、減少・絶滅の危機に瀕している。このため、それらの減少・絶滅を防ぐべく、調査及び保護活動を実施した。

具体的には、2004年5月に、保護及び調査活動の対象地(ビキン川流域森林地帯)を決定し、6月に、活動計画について現地団体(地域先住民族組合、約40名の地元猟師が在籍)と打ち合せを行ったうえで、7月に、野外通信用機器及び記録用使い切りカメラ等を現地メンバーへ引き渡し、管理及び調査の委託を行った。また、2005年2月には、トラの生息状況について住民からの情報を得るために露語アンケートの作成と配布を行った。この他、例年同時期に密猟者が出没するとの情報を得て、2月後半に、現地メンバーとともに冬季パトロール兼現地調査を実施した。調査では野生のアムールタイガーの生息を確認(母子の足跡を撮影)することができ、同地域の自然保全の重要性を証明することができた。

特定非営利活動法人 国際環境NGO FoE Japan

FoE(地球の友)インターナショナルのネットワークの一つ。80年の発足以来、地球にやさしいエネルギー利用・反核・森林保護活動のほか、シベリアの生態系保護、日本の資金が絡む途上国での開発プロジェクトへの環境社会配慮の提言など日本に関わりの深いテーマに積極的に関わっている。

Up Date:9/Jan/2007