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Fund Report No.05.03
  カンボジアにおける開発事業の社会・環境影響を
防ぐための調査・啓発活動(フェーズ2)
助成先
特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ
助成分野
調査・研究事業
助成金額
800,000円

カンボジアで推進されている援助国・機関の支援による開発事業の社会・環境影響を調査し、住民自身による政策提言へと導くことを目的とする事業(2年度目事業)。道路建設・改修事業(前年度からの継続)および同国東北部のダム開発に焦点を当てて実施した。

具体的には、国道一号線改修計画(国際協力機構(JICA)調査実施)について、影響住民502世帯への聞き取り調査に基づく報告書を作成し、JICAに対し適切な対応を求める要望書を提出したうえで、プノンペン及び現地(国道沿い)の10カ所において関係者間(被影響住民・JICA・NGO等)の話し合いの場を設定した。また、東北部ダム開発に関しては、スポレック川下流域の住民を影響住民と認識し、JBICおよび日本国財務省へダム建設プロセスへの参加の要望書を提出し、北東部ラタナキリ州において4日間のワークショップ(影響住民、現地NGO、自然科学系研究者、計20名参加)を開催した。また、水質・生態系・魚類の専門家を現地に派遣して調査を行い、今後の具体的な調査体制についての議論なども行った。

特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ

上・下流において複数の大規模開発が進行(計画)中のメコン川流域を対象に、開発が環境と人権を配慮し、持続可能なものとなるよう、情報収集・情報発信を行うとともに、関係機関(世界銀行、アジア開発銀行、日本の財務省等)への働きかけを行う市民ネットワーク。

Up Date:9/Jan/2007