モンゴル・ウランバートル市のハンオール地区において、砂漠化防止及び黄沙問題への対処を目的に、その第一歩としての樹木苗木園の設立を行った(本事業の育苗園整備をうけ、同国政府が2004年秋に決定した「緑の城」プロジェクト;今後30年間に総延長3,000kmの森林造成を計画;に参加する予定)。
具体的には、同地区の土地(2ha、確保済み)において、(1)井戸掘削及び揚水ポンプの設置(2005年6月、41m掘削、ポンプを設置)、(2)農場の柵の設置(8〜9月)、(3)資材保管庫の土台作り(9月)、(4)(柵盗難防止のための)農場管理人の雇用(10月以降の冬季)、(5)カラマツ種子の発芽実験(室内)、(6)揚水ポンプ用の電気架設、育苗用ビニルハウス建設(2006年5月)、(7)砂漠緑化用樹木の播種、を実施した。この結果、育苗園創設のための基本的な設備が設置され、次年度以降、砂漠緑化用の育苗施設が開設できる体制ができた。
特定非営利活動法人 日本モンゴル農業交流協会
モンゴルにおいて、農業指導を通じ地域の振興を図ることを目的として設立された。ウランバートルでの農場整備・生活環境づくりを行い、栄養改善プロジェクト(JICA草の根無償援助)、環境林造成プロジェクト(イオン環境財団助成)等を実施している。
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