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Fund Report No.05.13
  ギニア共和国ボッソウ・ニンバ地域の
野生チンパンジー生息地をつなぐ「緑の回廊」計画
助成先
「緑の回廊」
助成分野
植林等の(直接)事業
助成金額
1,500,000円

ギニア共和国ボッソウ・ニンバ地域において、集団消滅の危機に直面している野生チンパンジーの保護を目的として、サバンナで隔てられたニンバ山との間に全長4kmの「緑の回廊」を形成するための植林活動を実施した(2年度目事業)。

具体的には、植林活動を中心に行ったが、本年度は、植林後の定着率向上のためのシェルター資材(ポリプロピレン製のツリーシェルター)の試験的導入および購入・設置(1,200本)を行った。同地域での植樹種の定着率は4割程度であるが、シェルターにより、強風・乾燥・食害を防ぐことができると期待される。また、植林後は、タバコや牧畜従事者による意図的な放火を防ぐため継続的な監視を行ったほか、成長力の高いエレファントグラスの除草作業を全2回実施した。また、団体スタッフが現地において、若木の生長測定・新たな植林作業の調整等を行った。この他、回廊の到達点となるセリンバラ村の衛生環境改善を目的とする井戸の設置も行った。

「緑の回廊」

西アフリカ及びニンバ地域にて、森林回復事業及び野生保全活動を行い、動植物相・生態環境等に関する学術的基礎研究を振興し、霊長類に関する研究成果の普及啓発を目的とする。同地での調査研究経験者を正会員とする。上記事業の他、現地での環境教育、ホームページを利用した広報活動を行っている。

Up Date:9/Jan/2007