タイ北部チェンマイ県ファーン川流域において、住民が国有林の一部を自らの共有林として取り戻し、保全、管理することにより、持続可能なくらしを達成することを支援するために事業を実施した。
具体的には、共有林の測位と地図作りに関する支援として、住民自身が共有林内の水源林・耕地・宅地等の各境界の測位をGPS(全地球測位システム)を使って行うことを支援し、その後、その測位データを地図におとすための講習会(10名)を実施した。また、これらノウハウに関するタイ語のマニュアルを作成した。このほか、環境教育カリキュラム作成支援、集落の歴史情報をまとめたパンフレットの作成支援、地域の基礎情報(村の名簿作成・各種統計)の整備のための支援として、ワークショップ、講習会を実施した。このうち、村のパンフレットについては完成させた。
特定非営利活動法人 Link 〜森と水と人をつなぐ会〜
2004年に設立され、チェンマイ県を中心とするタイ北部にて、住民参加型の持続的農村開発支援活動を開始した。住民による機織りグループ設立の支援、その他、チェンマイ大学の環境教育プロジェクトのコーディネート、日本の大学からの委託によるスタディーツアーの実施、日本での講演活動などを行っている。
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