ベトナム中部クイニョン市のハイカン地区(臨海地域、貧困世帯多数)及びニョンビン地区(郊外の農村地域)において、地域住民の環境に対する意識向上を目的として、ゴミ分別活動や子どもへの環境教育活動を実施した。
具体的には、ゴミ問題や地域環境をテーマとした住民ミーティングによる啓蒙活動を行ったほか、エコクッキング大会(両地区計40名の参加)を開催。調理後に出るゴミの中にビニール袋が多く含まれることを理解させ、ゴミ分別による有価物(ビニール袋等)の売却可能性について啓蒙を行った。また、2007年3月からは、子どもが主体となり、両地区51世帯における資源ゴミの回収を開始した。子どもへの環境教育については、お絵かきによる環境教育のほか、ゴミ分別の先進地区(ホーチミン市アンカイン地区、フエ市フエ地区)の子供たちとの交流を支援した。
特定非営利活動法人 ブリッジ エーシア ジャパン
開発途上国の都市環境の改善を目的として発足した市民グループ。当初、ベトナムに日本で不要となったゴミ収集車を贈る運動を展開するなど、同国の環境問題や廃棄物問題に関する活動を展開。その他、ベトナム山岳地域での植林事業、ミャンマーでの難民帰還再定住促進事業の他、スリランカにも活動を拡大している。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.