バングラデシュのデルタ地帯における「クルナ・ジェソール排水回復事業」(ADB融資)において既に生態系、耕作地、家屋、衛生環境への悪影響が出現しているため、同事業に関する調査・提言活動を行うとともに、今後その他の開発プロジェクトにおいても負の影響を回避・最小化することを目的として、ADBセーフガード政策(環境政策、住民移転政策、先住民族政策)の改善にむけて提言活動を実施した。
具体的には、排水回復事業については、文献調査及び情報収集(ADB等)、調査・提言レポートの作成、ADB担当者と意見交換を通じての改善策の提言等を行った。また、ADBセーフガード政策改善については、課題点(セーフガード政策の簡略化・基準低下模索の動き)を調査後、国内外にて提言活動を実施したほか、国内にて各種セミナー及びwebを通じて情報普及を行った。
特定非営利活動法人 「環境・持続社会」研究センター
持続可能な社会の創造を目指し、市民と専門家の参加のもとに、環境政策等についての調査研究・国内外の情報交換・教育普及・政策提言活動を行うべく設立された。「持続可能な開発と援助」「税制・財政のグリーン化」等のプログラムに関する活動を実施している。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.