現在、日本から中国に向けてリサイクル目的でE-waste(電子・電気廃棄物)が輸出されており、現地ではそのリサイクル過程で鉛中毒などの健康被害や環境汚染が深刻化している。しかし、その数値的データは明らかにされていない。本事業では、中国の医療機関及びNGOの協力を得て、中国浙江省台州市温嶺区(基盤分解作業集積地区)にて住民及び作業従事者の健康被害の実態調査を行った。
具体的には、健康調査:1次調査(通常の健康診断と問診、400名)及び2次調査(現地医療機関にてより精密な健康診断、73名)を実施した。これら調査により、今後につながる住民及び医療機関とのネットワークを培うことができた。
東アジア環境情報発伝所
日中韓のNGOの共同事業として、各自の言語で同一の環境情報を発信し、言葉の壁を越えて議論できるツールを提供するため、日本側の運営団体として設立された。活動内容は、日中韓情報3言語ウェブサイトの運営、東アジア環境市民会議及びスタディーツアーの開催、E-waste流出対策プロジェクト、言語支援事業(環境関連の通訳・翻訳の派遣)等。
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