東シベリア永久凍土連続帯の南端に位置するモンゴル国北部のフブスグル県及びその周辺地域は、温暖化の影響により、既に、永久凍土の融解や森林火災、害虫の発生、砂漠化の進行等の危機に曝されている。本事業は、同地域の温暖化影響(特に森林への影響)を把握し、これに関する対策を検討すべく実施した。
具体的には、1)現地調査(9月、16日間):森林拡大地及び森林火災跡地にて、踏査・林分・草木・土壌調査を実施、2)データ収集及び分析:気温データ(20地点)、シベリアカラマツ種の豊凶データ等を回収、森林の高効率な天然更新の条件特定にむけた分析、を行った。
特定非営利活動法人 モンゴルエコフォーラム
モンゴルにおける環境問題(特に永久凍土融解、砂漠化進行)に関して同国内でフィールド調査を行っている日本の研究者有志により設立された。同地域で収集した自然環境及び社会経済情報についての集約・蓄積、一般への情報提供、環境教育を行うことを目的とする。2007年度末までに、ワークショップ「モンゴルの環境は今」を日本で4回、現地で1回開催。
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