インドネシア北スマトラ州ラエ・ポンドン保安林は水源林であるが、入植者が増え(4村、全1,300世帯を形成)、これによる森林伐採が進んでいる。本事業は、プロジェクト地域(パルサオラン村)の住民を対象に、コミュニティ林業に関する研修を実施し、その概念の普及を目的として実施した。
具体的には、1)研修の実施:将来、普及活動のリーダーとなるべき人材対象の理論研修(森林管理計画、アグロフォレストリー形成手法、評価手法)、視察、実習(2日間、村内5地区より各4名、計20名選出)、2)研修報告会による普及活動、を行った。この結果、同村全地区(5地区)において、同地域に適するとされたテラス型の開墾地の造成が行われるようになった。
日本インドネシアNGOネットワーク
研究者やNGO関係者を中心に、インドネシアの人権・環境・開発等の問題改善及び日イ間の市民レベルのネットワーク拡大を目的として活動。環境・開発分野の調査・政策提言活動として、伝統的森林保全調査及びワークショップ開催・環境モニタリング指導・違法伐採調査等を行うほか、同国の政治経済、社会問題の情報発信も行う。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.