インドネシア北スマトラ州ラエ・ポンドン保安林は水源林であるが、入植者が増え(4村、全1,300世帯を形成)、これによる森林伐採が進んでいる。本事業では、プロジェクト地域(パルサオラン村)において、地域の特性を反映したコミュニティ林業技術の普及のための手引書を作成することとし、そのドラフト作成を行った(手引書は次年度完成予定)。
具体的には、現地住民による手引書作成チームを立ち上げ、適宜、彼らへのアドバイスやトレーニングを行いながら行ったもので、手引書作成のため、作成チームに住民アンケートを実施させ(5地区計50名対象)、また、作物や生育状況、収穫、アグロフォレストリーの実践状況などの調査を行った。このほか、有機肥料作りの試みも開始した。
日本インドネシアNGOネットワーク
研究者やNGO関係者を中心に、インドネシアの人権・環境・開発等の問題改善及び日イ間の市民レベルのネットワーク拡大を目的として活動。環境・開発分野の調査・政策提言活動として、伝統的森林保全調査及びワークショップ開催・環境モニタリング指導・違法伐採調査等を行うほか、同国の政治経済、社会問題の情報発信も行う。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.