ベナン共和国アヘメ湖周辺にはラムサール条約登録湿地(1017番)があり、野生生物の生息地となっている。また、同国は国策としてエコツーリズムによる観光戦略を掲げている。ところが同湖周辺の漁村では、漁獲高の激減をうけて自然を犠牲にしたウォータースポーツ等を導入している。このため、それら漁村においてエコツーリズムの導入(エコビレッジへの転換)、野生生物の保護、貧困撲滅を支援すべく事業を実施した。
具体的には、1)現地調査:汚水処理、環境配慮型技術・建材の導入のための調査を実施(3集落)、2)衛生面向上のための教育:コンポストトイレ研修を実施、3)マングローブ植林:観光客と村人の協働での5,000本の植林、などを実施した。
特定非営利活動法人 エコロッジ協会
環境配慮型宿泊施設(エコロッジ)を支援・育成・発展させ、宿泊施設を拠点としたエコツーリズムを推進することを目的として設立。(役員は、省エネ、エコツーリズム、グリーン調達等の従事者により構成) 講師陣による講義(観光協会・自治体等の主催する研修会等での講演)、宿泊施設への環境配慮技術・機器の導入の提案、地元還元型エコツアー(宿泊体験事業)を行う。また、省エネ機器・グリーン建材・エコプロダクツ等情報の収集も行う。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.