スリランカでは、生活廃水や生ごみの投棄、下水道整備の遅れなどにより河川汚染が進み、住民の衛生環境悪化が懸念されている。本事業では、日本で活用されている、水生生物と河川の汚染度の関連性の知識をもとに同国の河川水質を改善すべく実施した。
具体的には、1)水質調査(11月、5日間):同国コロンボ地区の河川4か所にて実施、2)専門家派遣(全3名):マニュアル作成の支援及び環境教育実践の指導を実施、3)マニュアル等の印刷:ガイドブック及び現場用図鑑(各 シンハラ語500部、英語250部)、事業周知用パネル(1枚)の作成を行った。
財団法人 北九州国際技術協力協会
北九州市内に蓄積された工業技術の開発途上国への移転を目的に、同市の商工業界を支援母体に北九州国際研修協会として発足。環境技術協力については、財団内のKITA環境協力センターを中心として、途上国を対象とした調査研究、環境専門家派遣などに取り組む。H21年度までに、途上国(130カ国)から累計約5,000人の技術研修員を受け入れ、途上国(14カ国)にて環境対策に取り組む専門家の育成に取り組んでいる。
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