インドネシア北スマトラ州ラエ・ポンドン保安林は、ルヌン川支流の水源林であるが、入植者による伐採が進んでいる。本事業は、保安林内のシレウレウ・パルサオラン村にて、地域住民主体のアグロフォレストリーの知識・技術の習得を図るべく実施した。
具体的には、1)パイロット農園事業:村の5地区に異なる生態条件の農地(15か所)を指定し、農家に前年度作成のマニュアル原案上の手法を実践させモニタリング(月2回、計6回)を実施、2)コミュニティ林業技術のマニュアル作成(完成):住民へのさらなる聞き取り、議論をへて最終版を完成し、印刷・発行した後、その普及啓発活動を行った。また、3)有機肥料作り講習会(5地区85名対象)を行った。
日本インドネシアNGOネットワーク
研究者やNGO関係者を中心に、インドネシアの人権・環境・開発等の問題改善及び日イ間の市民レベルのネットワーク拡大を目的として活動。環境・開発分野の調査・政策提言活動として、伝統的森林保全調査及びワークショップ開催・環境モニタリング指導・違法伐採調査等を行うほか、同国の政治経済、社会問題の情報発信も行う。
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