インド ジャンムー・カシミール州ラダック地方のチャンタン高標高湿地保護区において、年間を通した放牧利用を行っている遊牧民(チャンパ)について放牧活動の及ぼす環境インパクトを分析した上で、遊牧民らの持つ共生関係を持続させる知恵を取り入れながら、共有利用への提言を行うことを目的として実施した。
具体的には、1)遊牧民聞き取り調査:放牧方法等の調査(5月、7月)、2)定住民聞き取り調査:ツォ・カル湖周辺の寺院や地域住民からの聞き取り、3)チベットノロバの縄張り調査:ツォ・カル湖周辺の生息域にて昼間の移動ルートをGPSにて測定し、地図上への落とし込みを行った(生息確認総数 約50頭)。
馬事文化研究所
インド在来馬調査を行い、学術的調査のほか、先住民と野生生物の共生関係について調査する。また、馬に係わる民族的、文化的研究として、テラコッタ型の馬像の奉納祭祀に関する実態調査などを行う。
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