東南アジアにおける住民参加型の猛禽類保護及び熱帯雨林保全活動の推進を目的とする事業であり、ジャワ島及びベトナムにて成果を上げた経験をうけ、東南アジアで最大の熱帯雨林を有するボルネオ島で2国間協同でのプロジェクトを展開、熱帯雨林保護の基盤固めを行うべく実施した。
具体的には、1)猛禽類の分布と生息場所利用調査:11月〜3月にかけて、ボルネオ2州で5回、カリマンタン3地域で4回実施、2)ワークショップの開催(11月、ボルネオ及びカリマンタン、各1回):猛禽類調査に先立ち、調査技術に関して実施、 3)生息情報収集:住民からのヒアリング等、 4)教育啓発資料(普及用パンフレット)の作成等を行った。
アジア猛禽類ネットワーク
アジア十数カ国の猛禽類関係者によって構成される国際NGO。アジアの猛禽類の分布・生態を明らかにし、科学的データに基づく保護対策の推進を目指す。メーリングリストによる情報の交換、国際シンポジウムの開催、共同プロジェクトの実施(猛禽類の渡り調査、コウモリダカ、カザノワシの生態調査、森林性大型猛禽クマタカ属の分布マップ作成)、救護猛禽類を野外に放鳥する技術に関するワークショップの開催等を行う。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.