メコン河流域でのダムによる生態系の劣化を防止するため、すでにダム被害に直面し、その影響についての知見を持つ住民の経験を、今後ダム計画を体験する住民に伝え、地域住民が主体となる生態系保全に寄与することを目指して事業を実施した。
具体的には、1)被害地域住民への聞き取り:パクムンにて実施 (15年前のダム完成以降の河川生態系への被害をうけ、政府との間に年間4ヶ月の水門開放の合意を取り付けているが充分な解決とはなっていない)、 2)映像作成:英語・ラオス語・カンボジア語に翻訳、3)情報の普及:上映会の実施、ビデオCD化、Youtubeへの投稿、流域各国の大学・研究機関・一般市民への提供を行った。
特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ
メコン川流域を対象に、開発が環境と人権を配慮し、貧困を是正し、持続可能なものとなるよう、情報収集・情報発信を行うとともに、関係機関(世界銀行、ADB、日本の財務省等)への働きかけを行う。
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