砂漠緑化植物などの特殊な環境に生育する植物についての二酸化炭素固定量の評価を、同団体が緑化事業を行ってきたクブチ砂漠を対象に実施した。
具体的には、1)緑化植物の二酸化炭素固定力のデータベース化:サリュウ(Salix psammophila)4株とニンティアオ(Caragana korshinskii)6株について作成、(7月及び10月に調査を実施)、2)緑化植物の生育状況調査:(調査地2.3ha、サリュウ641株、ニンティアオ857株)幹直径、高さ、生存率を調査、 3)二酸化炭素固定量の推定:上記結果を併せ、緑化事業地の二酸化炭素固定量を推定した。その結果、これら樹種による緑化事業について二酸化炭素固定に貢献でき、また、ある程度の経済性が見込めるとの結果が得られた。
一般社団法人 地球緑化クラブ
中国内モンゴル自治区クブチ砂漠にて緑化活動を開始し、クブチ砂漠の流動砂丘を中心に約150haを緑化した。流砂固定技術や砂丘内での植栽方法などを独自に開発し、他団体への情報提供も行う。08年からはカーボンオフセット植林を実施する。
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