公益信託 地球環境日本基金
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Fund Report No.11.06
 
タイ北部山岳地域における焼畑輪作農業から棚田水田農業への転換-地球温暖化防止と森林保護の取り組み
助成先
特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金
助成分野
調査・研究事業、情報・知識の普及事業
助成金額
1,700,000円

1)棚田開発:輪作焼畑農法では自給できなかった農民が、棚田開発を進めることによって自給が可能になった。2)統合農法の推進:水源保全用の池、その周囲の果樹植林と菜園、作業小屋の設置ができる農民は養鶏、その周辺に堆肥床、といったように、その場ですべてが供給できる環境を整える事を指導した。この結果、年間通して食が得られるようになり、さらに余剰は売れるようになった。3)地方自治体などの関連機関との連携強化:村人自ら保健省外郭団体(健康推進局)に申請書を提出、「地球温暖化対策活動費」を得た。また、・チェンマイ大学農学部地域開発研究所は、棚田開発による食生活、生活の質、自然環境の変化などをテーマに今後もケーススタディを進め、啓もう活動資料として活用する事を決めた。ナーン県では、棚田開発に充てる農村開発予算として、年間40万バーツを計上する事を決議した。

特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金

国内の植林森林整備のほか、海外(ブラジル、タイ、インドネシア)でも環境活動を展開。タイ国では、チェンマイ県における農村支援・自然保護活動、ランプン県における植林とバイオ燃料自給プロジェクト等を実施。

Up Date:21/Mar/2013