1)棚田開発:輪作焼畑農法では自給できなかった農民が、棚田開発を進めることによって自給が可能になった。2)統合農法の推進:水源保全用の池、その周囲の果樹植林と菜園、作業小屋の設置ができる農民は養鶏、その周辺に堆肥床、といったように、その場ですべてが供給できる環境を整える事を指導した。この結果、年間通して食が得られるようになり、さらに余剰は売れるようになった。3)地方自治体などの関連機関との連携強化:村人自ら保健省外郭団体(健康推進局)に申請書を提出、「地球温暖化対策活動費」を得た。また、・チェンマイ大学農学部地域開発研究所は、棚田開発による食生活、生活の質、自然環境の変化などをテーマに今後もケーススタディを進め、啓もう活動資料として活用する事を決めた。ナーン県では、棚田開発に充てる農村開発予算として、年間40万バーツを計上する事を決議した。
特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金
国内の植林森林整備のほか、海外(ブラジル、タイ、インドネシア)でも環境活動を展開。タイ国では、チェンマイ県における農村支援・自然保護活動、ランプン県における植林とバイオ燃料自給プロジェクト等を実施。
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