インドネシアバリ島の森林劣化地帯にある貧困村において、森林保全と同時に経済発展を実現するアグロフォレストリーの計画を長期的に進めている。その中長期的取り組みとして、フィリピンにおける成功例を移転する形で、紙製品フェアトレードの原料となる野生種植栽と、村民による手工業展開も進めた。
具体的な活動内容は、1)植樹による森林回復。2)現地への持続可能な水供給を可能にする水車を用いた水あげポンプを設置。3)森林の下層部分で栽培可能な紙製品原料となるラミー(カラムシ)のジャワ島の苗を購入し栽培。4)過去の取り組み事例からインドネシアでの紙すきの方法を調査。5)商品販路の獲得のため試験的に現地工芸品を日本の大学文化祭で販売。6)埼玉県小川町で紙すきの伝統技術を学習。7)長期的に主軸となるイチゴ栽培のために群馬のイチゴ農家を見学。8)日本や現地でのワークショップや勉強会。
特定非営利活動法人 Bali Biodiversitas
現地高校教師が中心構成員となり、インドネシア、バリ島の環境活動に取り組む環境財団。主要活動はアグロフォレストリー。2009年2月設立。
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