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Fund Report No.14.01
 
生態系保全と食料確保のための村人による森林・自然資源管理(ラオス国サワナケート県)
助成先
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
助成分野
情報・知識の普及事業
助成金額
1,400,000円

豊かな生物多様性を持ったラオスの森林は、村人にとって、食料や薬草など収入につながる自然資源の供給源であるが、産業植林を行う企業などに村人が望まない形で貸与されてしまうことを防ぎ、村人が森を主体的に管理できるよう、参加型土地利用計画の策定と、自然資源管理を実施した。

具体的な活動概要は、1)参加型土地利用計画…前年度に引き続き土地登録の活動を実施する2村については、想定外の状況もあり未完了であったが、新たに2村で作業を進め50%完了。土地利用に係る権利やラオスの土地法について理解を深める法律カレンダー活動では、18村で1000部を配布した。2)自然資源管理…魚保護地区の設置については、協議をしていた2村で設置作業を実施。3村で実施に向けての調査完了し作業進行中。共有林の設置については、前年度から作業していた1村で看板設置完了。以前にスタディーツアーを行った3村で設置を進め、うち1村は設置完了、2村は80%程度完了。他1村で協議を開始した。

特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター

インドシナ難民の救援を機に1980年に設立。現在アジア・アフリカ・中東、そして東日本大震災被災地で支援活動を行っている。農業の研修などを通して農村の暮らしを支える「地域開発」、紛争地での医療支援などを通して人々の命を守る「人道支援」、そして現場の声をもとに政府や国際社会に働きかける「政策提言」が活動の柱となっている。

Up Date:18/Mar/2016