公益信託 地球環境日本基金
虫眼鏡SEARCH
WWW を検索 当サイト内を検索  Google TM
 
 
文字のサイズを変更 小中大
 
Fund Report No.15.01
 
生態系保全と食料確保のための村人による
森林・自然資源管理(ラオス国サワナケート県)
助成先
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
助成分野
情報・知識の普及事業
助成金額
1,334,000円 

住民が管理利用してきた豊かな森が大規模開発のために収用されるケースが見られるラオス。サワナケート県でも、住民の食料供給源でもある森へのゴム等の単一樹種の産業植林により、生態系や住民の生活が脅かされている。森林と調和した暮らしを住民自らが守れるよう、法的権利の意識啓発や参加型土地利用計画策定を実施、住民主体の自然資源管理システム設置を支援した。

具体的な活動概要は、1)参加型土地利用計画:ピン郡では、2年間に及ぶ2村での作業を完了、新たに2村に着手。前年度からのアサポン郡2村の作業もほぼ完了。法律カレンダー使用の法律研修は、行政官向け研修の後、14村で研修を実施(18村から参加)。第1版(2010年版)から関わっている法律カレンダー2016年版の内容策定に貢献、県郡の行政向け2016年カレンダー発表会議主催。2)自然資源管理:「魚保護地区の設置」 作業を終えていた2村に関し行政への文書作成、正式な式典を実施、1村では規定作り・行政への文書作成、2016年度に式典も実施、他に2村で設置。「共有林の設置」 着手していた2村で設置、新規1村でも着手。

特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター

インドシナ難民の救援を機に1980年に設立。現在アジア・アフリカ・中東、そして東日本大震災被災地で支援活動を行っている。農業の研修などを通して農村の暮らしを支える「地域開発」、紛争地での医療支援などを通して人々の命を守る「人道支援」、そして現場の声をもとに政府や国際社会に働きかける「政策提言」が活動の柱となっている。

Up Date:11/May/2017