植生の乏しい中国内モンゴル自治区武川県陰山山脈北側傾斜地において、武川県林業局及び四合義村村民委員会協力のもと、@表土の飛散・流出抑制、A高木によるCO2固定・地球温暖化防止、B収入源となる植物(果樹や牧草など)による現地での緑化に対するインセンティブを向上を目的に、多様性のある生態混合林(高木・低木など複数の植物植付け)の造成を実施した。
具体的な活動内容は、1)生態混合林造成:樟子松植栽(約2,200本/高木/要労力)、ヤマアンズ植栽(約10,200本/低木/杏仁豆腐等の原料となる仁が収入源)、檸条(ニンティアオ)植栽(約10,000本/低木/根粒菌による土壌改良)。2)CO2固定量算出:植栽した障子松6,000本(2013〜2015年度)の8割が生存すれば今後30年間で1,200t固定=一般家庭228世帯/年の排出量。
一般社団法人 地球緑化クラブ
砂漠化緑化を目的とした任意団体として2000年に設立。現場に目を向け、作業の効率化、事業の継続性を求め独自の緑化技術を確立して活動。地域の貧困対策や植物の多様性にも目を向け、最も適した方法を目指してきた(他団体への情報提供も実施)。2008年からはカーボンオフセット植林を実施。2009年に一般社団法人への組織変更、地球温暖化対策、野生動物保護、国内復興支援活動など、幅広い活動を行う。
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