公益信託 地球環境日本基金
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Fund Report No.16.05
 
アマゾン浸水林保全のための後背地への
アグロフォレストリー普及活動
助成
特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金
助成分野
情報・知識の普及事業、植林等の(直接)事業
助成金額
2,500,000円

事業概要:アマゾン浸水林原産のアサイーヤシの需要が増加したことにより、経済価値が低い他の樹種の違法伐採が進行、生物多様性に富む浸水林の生態的機能が劣化している。採集農業で生計を立てる住民に、代替の持続可能な収入向上の道筋を示して違法伐採をなくすため、天然アサイー主産地であるブラジル北部パラー州アバエテトゥーバ市において、浸水林後背地にアグロフォレストリーを導入。森林の回復に貢献しながら持続可能な農業の展示用モデル圃場として活用、普及・啓発を実施した。
3年間事業の3年目。

活動内容:1)展示圃場:1年次(サンジョアン村)・2年次(カンポペーマ村)設置の展示圃場への技術指導。3ヶ所(0.25ha×2ヶ所、0.045ha×1ヶ所(圃場未設置で浸水林地帯が少ない部落。学校児童圃場体験含む。同部落にてエコ・クリスマス行事実施)に新規の小規模圃場を設置(いずれもサンジョアン村)。新設の3ヶ所には指導員が巡回、除草・除伐を実施。 2)講習会等:トメアスー文化農業振興協会主催のアグロフォレストリーセミナーへの住民(3名)と指導者(3名)参加。事業でもカカオ(カカオ公社からの講師)や養魚に関する講習会を開催。

特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金

地球と未来の共生を目指して、企業や市民が積極的に環境保全活動に関われるプログラムを提案。「緑化プログラム」のサポート、「国際交流プログラム」の開設、「フェア・トレード」の啓蒙普及など、パートナーシップを重視した環境保全活動を推進。2000年3月設立、同年7月NPO法人認証取得。本事業で現地NGO ASFLORA(アマゾン森林友の会)と協力。

Up Date:21/Aug/2018