公益信託 地球環境日本基金
虫眼鏡SEARCH
WWW を検索 当サイト内を検索  Google TM
 
 
文字のサイズを変更 小中大
 
Fund Report No.16.09
 
オランウータン保護活動の継続的な支援に向けたネットワーク構築と調査・提言事業
助成
熱帯林行動ネットワーク
助成分野
情報・知識の普及事業
助成金額
2,500,000円

事業概要:インドネシア・カリマンタン島で最大の森林減少の要因となっているパーム農園開発により、オランウータンをはじめとする絶滅が危惧される野生生物が生息地を奪われ、農園側からは害獣と見なされ違法に殺害・捕獲されている。現地のオランウータン保護センター(COP)が保護・救助活動を実施しているが、復帰先の森林の減少が問題である。COPのオランウータン保護活動を支援・強化するとともに、違法なパーム農園操業実態を調査、問題解決のための提言を行うと共に、パーム油消費国である日本に向けた普及・啓発のためのWEBサイトを制作、野生生物保護活動の継続を可能とする。
3年間事業の1年目。

活動内容:1)オランウータン保護活動及びパーム農園調査。 2)調査結果を基にWEBサイト「海外旅行deお役立ち 観光雑誌に載っていない!マレーシア・インドネシアの裏事情を解説するサイト」制作。 3)COPの働きかけによる大手パーム油購入会社3社との一時購入取引停止の合意・RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に参加。 4)日本でセミナー「インドネシアからゲスト来日!ボルネオの森林破壊とオランウータン」開催。

WEBサイト:http://plantation-watch.org/jatan/cop/about_cop/

熱帯林行動ネットワーク

1987年の発足以来、日本が輸入する木材や木材製品に関わる海外での森林破壊の問題解決に向けた活動に取り組む。特にインドネシア・オーストラリア・マレーシアの紙・パルプ産業や合板製造の環境や地域住民への影響について現地NGO等と協力して調査、日本の消費者や企業への情報発信や調達方針の見直しの提言を継続。近年は東南アジアのアブラヤシのプランテーションを取り巻く問題に注力。

Up Date:21/Aug/2018