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Fund Report No.16.10
 
マリ共和国クリコロ州におけるアフリカの里山再生事業
助成
特定非営利活動法人 サヘルの森
助成分野
植林等の(直接)事業
助成金額
1,300,000円

事業概要:首都バマコが位置するアフリカのマリ共和国南部では、生活物資や農林産物加工用燃料、放牧時の採餌場として、集落周辺に分布する森林「里山」が利用されてきた。しかし都市人口増大に伴い薪炭材伐採が強化され、里山が疲弊している。「里山」の保護、再生を通じて、地域住民の生活と農林生産基盤の安定を目指すため、苗木を配布し住民自身の小さな林づくりを進める。育苗や栽培技術の研修を地域苗畑にて実施。研修後、活動の中核として、実施団体と共に育苗と植林を行い、里山再生モデルを形成、地域の「里山」再生に貢献していく。
3年間事業の1年目。

活動内容:1)マリ共和国首都バマコ周辺の農村77ヵ村の住民に、19,580本の苗木を配布。8ヵ村で植林ワークショップ、小学校(1校)で植林。 2)里山再生実践研修(地域苗畑3ヶ所にて選抜した4ヵ村10名が対象)。 3)研修を受けた10名がそれぞれの村で里山保護・植林活動(果樹改良種接木、樹木への盛土処理含む)、金網で囲った苗畑設置・育苗。 4)ファナ地域試験地の補植等の整備活動も実施した。

特定非営利活動法人 サヘルの森

サヘル地域の砂漠化防止と生活の安定を目的として1987年にNGO「サヘルの会」として設立。マリ共和国北部(1988〜1992、1998〜2001)での植林活動、中部(1993〜2000)での植林、農業や男女グループ活動、識字教育等の支援を通じ、成果を得て1999年に「サヘルの森」として特定非営利活動法人に。2002年以降は、南部から北部にかけた地域で、住民が自由に利用できる林づくりに向けた活動を展開中。

Up Date:21/Aug/2018