事業概要:カンボジアの森林面積は伐採などにより減少しており、環境意識の欠如もその一因である。農村地域の小中学校で、作成したカンボジア語教材を提供、現地教師と協働で環境教育を行い、校庭や村・家庭への植樹、苗木作り(カンボジアに自生するモリンガ/高い栄養価・CO2吸収率)、清掃活動等の体験を通じ、環境保全意識を高め、村内緑化活動により温暖化を防ぐ。平成25〜27年度の本基金助成より本格的に開始した活動を、現地からの地域拡大及び継続の希望を受けて実施。電気・水道・ガス未整備地が多く、人口増加が続き、燃料や材料として木の伐採・減少が続くカンボジアで、環境意識向上と栄養改善を狙う。あらたな3年事業としての2年目。2州50校で実施。
活動内容:1)2州20校での環境教育と苗木作り、過去に苗木づくりを行った10校での苗木作り資材配布。計4,000名参加。2)果樹苗木10,299本を生徒及び村人に配布。3)井戸修理:3校。校庭で苗木作り開始。4)苗木作成所を10校で新設。 学校で種子を用意して自主的に苗木作りを続けたり、生徒が植林の効果を理解するなどの効果が見られる。
ワールド・アシスタンス・フォー・カンボジア・アンド・ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジア
在日アメリカ人ジャーナリスト バーナード クリッシャー氏により、ジャパン・リリーフ・フォー・カンボジアは1993年設立。米国の組織としても、1998年に設立された後、2014年にワールド・アシスタンス・フォー・カンボジアに改名。カンボジアの人々の為、教育、保健衛生、農村開発、技術分野を援助しているNGO。カンボジア全域で現地政府と連携して小中学校建設、教師の派遣・図書館・学校菜園給食・奨学制度・環境教育等の活動を実施。
Copyright 2007-2021 The Japan Trust for Global Environment. All rights reserved.