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Fund Report No.17.08
 
オランウータン保護活動の継続的な支援に向けたネットワーク構築と調査・提言事業
助成
熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
助成分野
調査・研究事業
助成金額
2,200,000円

事業概要:インドネシア カリマンタン島で最大の森林減少の要因となっているパーム農園開発により、オランウータンをはじめとする絶滅が危惧される野生生物が、生息地を奪われるのみでなく、農園側からは害獣と見なされ違法に殺害・捕獲されている。現地のオランウータン保護センター(COP)が保護・救助活動を実施しているが、復帰先の森林の減少が問題である。COPのオランウータン保護活動を支援・強化するとともに、違法なパーム農園操業実態を調査、問題解決のための提言を行うと共に、パーム油消費国である日本に向けた普及・啓発のためのWEBサイトを制作、野生生物保護活動の継続を可能とする。

活動内容:1)オランウータン保護活動及びパーム農園調査によりオランウータン殺害に関する2件の事例を摘発(COP)。2)持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)ラウンドテーブルに参加 3)COP代表ハルディ氏を日本へ招へいし、メディア2社、企業4社、NGO8団体、動物園等に情報提供。多摩動物公園から講師を招き公開セミナーを開催(参加者39名)。

WEBサイト:http://plantation-watch.org/jatan/cop/about_cop/

熱帯林行動ネットワーク(JATAN)

技術開発や政策提言を通じた自然環境保全への貢献を目的に任意団体として1997年設立、2004年に特定非営利活動法人として設立。「人と人、組織と組織」 、「情報と情報」 、「地域と地球」 、「過去と未来」 、「人と自然」を「つなぐ」ことをキーワードに、「国際協力」、「自然環境保全に関する調査・研究・解析等」、「情報公開システム事業」、「環境教育・普及啓発事業」等の事業を実施。

Up Date:27/Sep/2019