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Fund Report No.18.05
 
インドネシア・カリマンタンでの「火災に強い森作り」と「消防体制の共同構築」モデルによる世界の温暖化防止への貢献
助成
ウータン・森と生活を考える会
助成分野
情報・知識の普及事業
助成金額
1,800,000円

事業概要:2015年のインドネシア大規模森林火災では14万件の火災により16.5万トン以上のCO2が排出、タンジュン・プティン国立公園もその1/4(約9万ha)が被害を受けた。現地NGO 「Friends of the National Parks Foundation(FNPF)」や国立公園事務局等が開始した「火災に強い森作り」、「消防体制の共同構築」に関わり、原生樹種植林での森林復元、設備・技術強化による鎮火等の消防体制構築を図り、FNFPと市民団体が連携する温暖化防止と野生生物生息地形成を通じた地域活性化モデルを形成する。3年間事業の最終年度。

活動内容:1)村の青年団により国立公園内に植林活動(5ha) 2)火災対策及び植林地拡大のためのデータ入力と森林火災地図情報システム運用研修の実施 3)日本の学生グループであるボルネオ保全学生グループと協働ワークショップを現地で開催 4)現地青年団メンバーが来日、集会の開催(東京、神奈川、大阪) 5)前年度事業で制作した映像「森よふたたび」の上映会、学習会、講演等は計40回以上、のべ2,000人以上が視聴。フェイスブックやウェブサイトへの掲載(日・英・インドネシア語)により1,500回以上再生されている。

WEBサイト:https://hutangroup.org/

ウータン・森と生活を考える会

日本における熱帯木材大量消費の啓発キャンペーンを行って以来、日本の熱帯木材消費を減少させ、東南アジアの熱帯雨林とオランウータンをはじめとする絶滅危惧種を守ることを目的として活動している。2000年以降、現地NGOや国際NGOと協働して、特にマレーシアやインドネシアにおける違法伐採や木材密輸に対する調査やキャンペーン活動に関わっている。大阪を拠点、1988年設立。

Up Date:27/Sep/2019