公益信託 地球環境日本基金
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Fund Report No.18.06
 
インドネシア、アチェにおける防災マングローブ植樹及び湾岸部の小学生、住民に対し防災・生物多様性に関する普及啓発事業
助成
公益社団法人 アジア協会アジア友の会
助成分野
植林等の(直接)事業
助成金額
675,000円

事業概要:2004年12月のスマトラ島沖地震による津波で20万人以上犠牲者を出したアチェブサール州では、湾岸部にマングローブ林が残っていれば減災の可能性が大きかったのではと言われた。本会は2005-2009年、沿岸林回復を目指しアチェ州、アチェブサール州にて村人と共に約10万本のマングローブ植林を行った。2017年にほとんどマングローブのない湾岸部のウレー・ナガ村に小学校が復活したことをきっかけに、村全体を災害に強い村にできないかとの申し出を受け、植林活動の適性等調査を実施し、森林局や教育委員会、小学校の先生たちとの面談の結果、植林の必要性が確認できた。本事業では、小学生や地域住民と共に湾岸防潮林を育成することで防災意識と生物多様性に育まれた明日の村の生活への意識変化を育てていくことを目ざす活動を行う。

活動内容:1)植林:バンダアチェ、アルー・ナガ村にてマングローブ600本を植樹。 2)小中学校4校において環境・防災教育を目指したワークショップを実施。ワークショップでは、クレヨンでマングローブの絵を描くなど具体的な環境教育を行った。
またダヤバロ村の視察とインタビューを通して、既植樹地とエビ養殖地におけるマングローブの防災の効果と住民の防災意識の高さを確認。

WEBサイト:https://jafs.or.jp/

公益社団法人 アジア協会アジア友の会

アジア協会アジア友の会(JAFS)は 1979年に活動をスタートし、アジアに"命の水"を贈る民間国際協力援助団体(NGO)。誰もがどこで生まれようとも『生まれてきて良かった』と思える社会を目指して、人々の"理解と協力と連帯"のもと、"安全な水"を贈ることにより派生した生活や環境、医療や衛生、教育の向上などの様々な社会的課題に取り組んでいる。海外支援事業は本会の活動の基軸となるもので、各事業をきめ細やかに且つ、それぞれの地域に見合った活動を実施するために、アジア18ヶ国69地域の現地提携団体を置き、地域文化の多様性に適した活動を実施している。

Up Date:27/Sep/2019