事業概要：ニカラグア北部カリブ海側の地域では、過去50年で森林面積が1/3まで減少した。住民は河川に飲み水、漁業、生活用水などで依存しているが、川沿いの新規住民による河岸林の伐採と水質汚染により下流住民の生活に影響が出ている。住民とともに河岸に植林することで、水位の上昇と水質改善を目指し、住民による管理体制の構築を行う。普及啓発ビデオを作成し、環境教育を進めながら植林活動を実施する。

活動内容：１）普及啓発：植林地住民(45世帯200名)を訪問、住民の声を聴き、水源維持と植林の意義や得られる恩恵を伝えた。写真で活動を伝えるための技術研修を実施(2回、28名参加)。活動をストーリー仕立てで写真を構成する作品を制作。地元ラジオ「ワンキ・マイリン」週1回30分間の放送を行い、活動や植林の重要性を伝えた。　２）育苗・植林：育苗（約1万株）、植林（約1560本）、住民への植林研修(4回実施、参加者計110名） 3)日本からの訪問と活動：現地関係者や環境NGO、学校等との関係構築、高校での環境教育の実施、政府、自治体、現地NGOとの合同会議を実施し、植林への取組み報告や森林再生保全の促進について情報交換を行った。

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