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Fund Report No.18.10
 
インドネシアにおけるタイマイ生息状況調査および新規保全地の開拓
助成
特定非営利活動法人 エバーラスティング・ネイチャー
助成分野
調査・研究事業
助成金額
1,500,000円

事業概要:べっ甲原料として乱獲される絶滅危惧タイマイは、サンゴ礁生態系多様性を維持する役割を担う。アジア最大の繁殖地インドネシアでは、食用のための全卵採取により危機的状況にある。年4回、キマル島の繁殖地での産卵数の動向や絶滅への脅威の状況の把握のための調査を行う。また20年前に調査したスラウェシ島での調査を行い、広範な地域での増減状況を確認する。カウンターパートはインドネシアウミガメ研究センター。3年事業の2年目。

活動内容:1)インドネシア現地調査4回で40島を踏査、ウミガメ生息数、産卵数の確認を実施 2)2島(キマル島とプスムット島)では大穴数と産卵巣数の誤差を確認するための実験調査を実施した。 3)スラウェシでの状況聞き取り調査実施 4)新規調査地候補としてバリ島、ロンボク島を訪問、エコツアーや啓発活動の視察を実施。

WEBサイト:https://www.elna.or.jp/hawksbill-overall/

特定非営利活動法人 エバーラスティング・ネイチャー

アジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立。ビジョンは「種を絶滅させないことを絶対条件に、生物だけでなく生物と関わりのある人間の営みをも持続できる世界を目指す」。フィールド調査をおこない、人と生物の関わりを生物間の生存競争として理解することで、その関わりや仕組み、環境変化、生物の個体群動態を解明する。生物の減少要因を取り除くことにより、海がほんらい持つ自然回復力のサポートをする。

Up Date:27/Sep/2019