事業概要:現存するトラのうち半数が生息するインドでは保全活動の効果で生息数が増加している。野生生物保護区においても住民による燃料目的の伐採が行われている。10年間ナグジラ・ナワゴン保護区で村人とトラの共存を目指し成果を上げた活動をティペシュワール保護区周辺に拡大する。当該保護区は小規模だがトラが生息し、1年半で7名がトラに襲われて死亡している。緊急対応の技術トレーニング、装備支給と森林局スタッフと住民による対策チームのキャパシティビルディングを実施。2年目以降はエコツアーガイドの養成や薪使用量を削減する改良コンロの配布を検討する。現地パートナーはインド野生生物トラスト。
活動内容:1)住民参加のトラ軋轢対応チーム結成(20名)、自然ガイドへのトレーニング実施、 2)地域の若者のキャパシティビルディングのワークショップ開催(人身事故対応とトラとの共存がテーマ)。 3)技術トレーニング(森林局、警察官、家畜飼育者、若者の合同会議)を3村で開催。1村20〜55名ほど参加。高圧電線による罠等の問題が起こり3村で合計107名の森林スタッフ、電気部門の現場スタッフが参加。
WEBサイト:https://www.jtef.jp/tiger/
特定非営利活動法人 トラ・ゾウ保護基金
JTEFトラ・ゾウ保護基金は、野生の生きものの立場に立ってその世界を守るという理念のもとに生物多様性を保全し、その活動を通じて人の豊かな自然環境を守る非営利、非政府の団体。
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