事業概要:最貧困国モザンビークは森林減少率が高く、農業の生産性も低い。貧困と栄養不良の改善、緑化を同時に実施する必要があるペンバ地区で、栄養価が高く現地に自生しているモリンガと果物の育苗を行い、環境教育の一環としてスラムの家庭の庭に移植する活動を行っている。本基金助成により2015年度から3年間、そして2019年度も活動を継続。2019年度は暴風雨やサイクロンにより、モリンガの播種、育成場所も大きな被害を受けた。
活動内容:1)植林活動:モリンガ400本、レモン・グァバの苗を200本育成。2度の暴風雨により被害を受け、追加でモリンガ400本とレモン・グァバ100本を播種・育成した。 2)モリンガ合計757株、レモン・グァバ263株を、スラムのナティティ地区及びカリアコ地区300世帯に移植した。 3)こども環境教育を計4回実施した。 4)スラムの学び舎・寺子屋に深井戸(深さ50メートル)を設置した。
WEBサイト:http://www.tsunagukai.com/
一般社団法人 モザンビークのいのちをつなぐ会
2013年設立。最貧困国モザンビークにおいて「環境問題と貧困問題のジレンマ、先進国と後進国の都合論の不調和を少しでも解消」することを目的に、北部・カーボデルガド州、州都ペンバの州最大のスラム地区・ナティティで、教育、公衆衛生、貧困・環境問題に取り組んでいる。主な活動は以下のとおり。 教育活動:スラムの学舎・寺子屋を建設、読み書き、算数、語学など指導 公衆衛生活動:農村地区ですぐに修理可能な井戸とトイレの設置 農業活動:農村で有機農業の実践 植林活動:栄養失調改善食物モリンガの植林実施 環境美化活動:青年美化隊を結成、町を美化
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