事業概要:インドには、絶滅危惧種のトラのうち半数が生息する。野生生物保護区においても住民による森林利用が行われているが、森林局による保護区管理が行き届いていないことから、住民とトラとの軋轢および森林局への不信感が高まっている。そこで、インド中央部のティペシュワール保護区と周辺の7つの村で、昨年度は、住民に森林局への信頼を取り戻してもらうため森林局スタッフへの技術トレーニング等を行った。本年度は主に住民向けにトラとの共存に対する理解を深めるためのワークショップを実施する。
活動内容:1)住民参加のトラ軋轢防止ワークショップ開催(12村、合計900人参加) 2)若者向けに野生動物とのトラブル回避意識づけワークショップ開催(88名参加) 3)自然ガイドトレーニングワークショップ開催(32名参加) 4)大学生向けトラ軋轢防止ワークショップ開催(2大学、合計88名参加。内容:トラの生態、ティペシュワール野生生物保護区とトラの個体数、トラとの軋轢の原因、国立トラ保護局の軋轢ガイドライン、軋轢予防のための若者の役割等) 5)森林局レンジャーに技術トレーニングワークショップ開催(16名参加)
WEBサイト:https://www.jtef.jp/
特定非営利活動法人 トラ・ゾウ保護基金
JTEFトラ・ゾウ保護基金は、野生の生きものの立場に立ってその世界を守るという理念のもとに生物多様性を保全し、その活動を通じて人の豊かな自然環境を守る非営利、非政府の団体。
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