事業概要:第2年次は、対象地域における500名の農業者に対し、在来作物品種の保存・活用・栽培や環境保全型農業の普及啓発を図る。シードバンク委員会では、引き続き在来作物品種の保存に関する品質向上や環境保全型農業の改善等について検討を行う。また、農業者の生計向上を図るため、ローカルレベルでの在来作物の販売を開始する。さらに、在来作物品種を活用した料理冊子を活用し、同地域を訪れる観光客に対して郷土料理の提供について検討する。
活動内容:○在来品種の栽培・保存・利用に関する一連の流れや堆肥生産を通じた環境保全型農業技術を500名の農業者へ拡大することで、事業の効果を広範囲に展開することができた。 ○54種類の在来種保存・栽培、それを活用した料理本の開発を通じ、地域固有の在来品種を本格的に保存・利用していくための基盤強化およびそのプロセスがより明確にすることができた。 ○次世代を担う小学生136人に、地域固有の価値としての在来種の重要性をポスター等で伝えることで、その知識を向上させることができた。 ○在来作物の市場や料理を通じた認知度の向上や、いかに付加価値をつけて販売することができるのか、そして、その販路拡大が課題である。
WEBサイト:https://www.jeef.or.jp/
公益社団法人 日本環境教育フォーラム
1992年設立。体験と対話を重視した環境教育で、持続可能な社会づくりを担う人材を育成している。環境教育の普及・啓発、自然体験を通した環境教育、指導者の要請、国際環境協力、教材・調査といった幅広い分野で、国内外で活動している。
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