事業概要:絶滅の危機に瀕するスマトラオランウータン及びタパヌリオランウータンの唯一の生息地である北スマトラで現状調査および、現地保護活動団体と連携したオランウータン保護活動を行う。オランウータンの生育地である熱帯林減少をもたらしているオイルパーム農園や木材伐採などは日本人の生活に深くかかわり、日本企業が関わるダム開発も野生生物の脅威となっている。しかし、スマトラのオランウータンの情報は日本にはほぼ伝わっていない。オランウータンの保護の機運を高めるために、日本国内で正確な情報を発信している。
活動内容:新型コロナウイルス感染拡大により、日本国内でのオランウータンへの関心を高め、知識を普及する活動に切り替えた。各地動物園と連携してオランウータンの魅力・現状・保全の必要性を伝えるオンライン講演会(約69名参加)、オランウータンの研究者・元動物園飼育担当者等によるオンライントークイベント(187名参加)、オランウータンの保全活動を支援している小川珈琲と連携した講演会(2回、計120名参加)、動物園の新しいオランウータン飼育展示施設の紹介動画作成等を実施。次期活動では、コロナ禍のなかで北スマトラの現地団体との連携を可能な限り模索し、現地の情報を発信していく。
WEBサイト:http://ou-research.sakura.ne.jp/
特定非営利活動法人 日本オランウータン・リサーチセンター
ボルネオ島とスマトラ島に生息する野生オランウータンの行動や生態、生息環境等に関する学術的基礎研究の支援。動物園にいるオランウータンの出産、子育てに関する研究支援。野生オランウータンに関する情報発信・保全活動。
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