事業概要:インドネシアにあるロンボク島で、持続可能な観光をマングローブ林で実現するために、数カ所のマングローブ観光地の村の若者を育成する。1年目は、持続可能な観光について考えるワークショップを開催した。ワークショップでは、沖縄のマングローブ林環境教育の事例をビデオ教材にまとめて使用した。 同時に、ロンボクにあるごみ銀行と協力しながら、現地のボランティアがいくつかの村で子供や村の若者向けに、環境プログラムを実施した。また、現地で浸透している高倉式コンポストを使用したコンポストバックの開発にも努めた。 そのほかに、ゆいツールの現地ボランティアを育成するために、いくつかの調査や環境活動を実施した。
活動内容:●ビデオ製作(2本)「マングローブトレッキング」「マングローブカヌー」 ●ワークショップ開催(3ヶ所)(計66名参加) 必要なこと:「ガイドの育成(知識とスキル)」「マングローブの保護」「施設のメンテナンス」「地元由来の食材の利用・土産物の販売」「ツアーパケット/プログラムづくり」「情報板、案内板の設置」「ごみの管理」「自然学校」「セキュリティ管理」「観光地のルールづくり」 ●子供向け環境プログラム(8回) ●村の若者向けコンポストづくり講座(2回) ●コンポストバックの開発
【課題】 コロナ禍でゆいツール担当者が渡航できず、現地のボランティアに実施を託した。彼らを育成する機会ともなったが未熟な点が目立った。
特定非営利活動法人 ゆいツール開発工房(ラボ)
環境省の体験的な学び場づくりに6年以上携わったメンバーが2010年に設立。人と人の結びつきを生み出す道具やしくみ(ゆいツール)を開発することで、社会の中にコミュニケーションや学びの機会を増やし、地域でさまざまな人たちがともに学び合う基盤づくり、持続的に活動展開できる環境づくりなどをサポートし、持続可能でいきいきとした地域コミュニティづくりを目指す活動を行っている。
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