活動内容:ゾウ保全活動に関する意思決定の場を組織化するためにゾウ保全委員会を3つのエリアに設置した。また、39集落を対象に、住民調査を実施した。この調査結果は、普及啓発および生息地管理の活動に反映させて事業を実施した。具体的には、啓発物(ニュースレターやポスター、壁絵)の制作や、研修活動、路上劇等を行い、住民のゾウ保全に対する環境意識の向上を強化した。生息地管理では、森林再生を目的に竹4000本の植付けに加え、河川沿いに踏み付けにも耐性があるオセオバナ10万本、ゾウの忌避植物レモングラス30万4100本を農地周辺に植付けした。また、各集落の協力を得て「Help Line Network」を立ち上げ、ゾウの出没に関する情報を収集する体制を構築した。